パーティションは大きく分けて「ロー」と「ハイ」の二種類
パーティションは使用用途に応じて高さにも色々な種類がありますが、大きく分けると「天井までつながってるハイパーティション」と「天井までつながっていないローパーティション」の二種類に分かれます。 それぞれの特徴を詳しくご説明しましょう。ローパーティション
天井までは届かない簡単なパーティションのことで、デスクに取り付けたり自立式のものやキャスター付きのものなどがあります。 高さはおおよそ以下の三種類があります。ローパーティションその1:座ると隠れるくらいの高さ(H1200mm前後)
座った状態で目線が隠れるくらいの高さのローパーティションです。主にデスク周りにつける簡単なタイプで、パーソナルスペースを作るのに最適。個人作業に集中できるようになります。ローパーティションその2:立つとギリギリ見え隠れする高さ(H1600mm前後)
簡易のミーティングスペースでよく導入されます。席を立ち上がるまでは目立たない高さです。立ち上がると周囲を見渡すことができます。ローパーティションその3:立っても顔が隠れる高さ(H1800mm前後)
給湯スペースなどバックヤードによく導入されます。完全に顔まで隠れるため、手軽に個室のような空間を作ることが出来ます。- H1600のパーティション、席を立ち上がるまでは周りからは見えません。
ハイパーティション
天井までの高さがあるパーティションのことです。その中でもさらに、全面密閉型と欄間あり型があります。全面密閉
もっとも遮音性・機密性が高くなります。社長室や会議室、役員室といった部屋での導入が多いです。 欠点としては他の部屋との空調の共有が出来ないため、空調を1台用意する必要があります。また、消防法の関係で天井に消防装置を入れる必要がある場合があります。欄間あり
天井付近の欄間があるタイプです。遮音性がなくなる代わりに空調と消防装置の設置の必要がなくなる場合があります。 天井とパーティションの間に小窓一つ分が空いている状態です。欄間ありにすると、空調の共有ができるようになり、消防装置を入れる必要もなくなりますが、遮音性・機密性がなくなります。欄間分のパネルと空調と消防装置の増設がなくなる分、費用は全面密閉型より安く済みます。- 天井付近の欄間があるタイプです。遮音性がなくなる代わりに空調と消防装置の設置の必要がなくなる場合があります。
アルミパーティションとスチールパーティション
こうしたパーティションの需要の高い素材として主に2つ種類があります。 一つはアルミパーティション。 もう一つがスチールパーティションです。アルミパーティション
アルミパーティションにはパーティション1枚1枚の境目にアルミの柱が必ず出来るという特徴があります。 メリットは、軽くて低価格、そして取扱いが簡単。デメリットは、遮音性がほぼないことです。- アルミパーティション使用例
スチールパーティション
スチールパーティションはアルミパーティションと違い、柱は見えませんが、目地が少し出てくるようになります。 メリットは、アルミパーティションよりも防火性、遮音性が高いこと。デメリットは、アルミパーティションより高価格な点。 ※グラスウールという物をオプションでパネルの間に挟むことでさらに遮音性を高めることも可能です。- スチールパーティション使用例
ハイパーティションはデザイン性が高い
ハイパーティションを導入する場合、ほとんどのケースでオフィスの顔であるエントランスや鍵付きのドアをつけるため、デザインバリエーションに富んだものが多くあります。 その一部をご紹介して今回は終わりたいと思います。ガラスタイプ
パーティションを全面ガラスにすることで外部に様子を見せたいサーバールームやセミナールームでの導入が多いです。 ※パーティションの一部分だけをガラスにすることも可能です。- 全面ガラスパーティション。中の様子をしっかりと見ることが出来ます。
色の組み合わせ
他にもパーティションを3段階に分けて、それぞれのパネルの色を変えたり、パーティションにシートを張って高級感を演出することも可能です。- 段ごとにパネルの色を変えることも可能です。