ホームページはインターネット上の営業マン
今や何かを購入する際、新しくお店やサービスを選ぶ際にインターネット検索することがすっかり当たり前になりました。
そして、何か困ったとき、どうしたらいいのかその答えを人々はインターネットに求めるようになってきています。
独立し、司法書士・行政書士事務所を開業したあなたのホームページは、インターネット上の営業マンです。
しかし、その営業マンもホームページにアクセスしてもらえないことには、力を発揮することが出来ません。
どうやってホームページを見つけてもらうか
ホームページを作りさえすれば勝手に見つけてもらえて、問合せが増え、受注が増える・・・と甘い考えをお持ちの方は少ないですよね。
「司法書士事務所」「行政書士事務所」と検索してみれば、何十万件もの検索結果が出てきます。インターネット検索で上位に表示されることが重要と考えている方は多いのですが、ひたすら広告を打つのでは広告費が嵩んでしまいます。
では、どうすればあなたのホームページは見てもらえるのでしょう?
どういったときに「司法書士」や「行政書士」と検索されるのでしょうか?
少し考えてみましょう。
・・・・・
そうです。
「司法書士」「行政書士」と検索してからそのホームページに解決してもらいたい「困ったこと」や「やってもらいたいこと」を見つけるのではなく、その逆ですね。
「会社を設立するには」
「飲食店を開業するには」
「在留資格」
「遺言を作りたい」
一般的に困ったことや欲しいものを人は検索窓に打ち込みます。
よくよく知っている人でなければ、「遺言を作りたいから司法書士か行政書士を探そう」とはならないのです。
司法書士・行政書士の業務はわかりにくい
初めて遺言を書こうという人は「遺産分割協議書」なども知りません。
初めて会社を設立しようという人は、司法書士に依頼ができると知らないかもしれません。
初めて飲食店を開こうとする人、初めて産業廃棄物収集運搬許可を申請/更新する人も、行政書士に様々な手続きを代行してもらえることを知らずに困っている場合もあるのです。
知識で仕事をする司法書士・行政書士の仕事は、物販的な人々からすると分かりにくく、どのような利益をもたらしてくれるのかイメージし難い仕事なのです。こういった「ニーズ」をうまくキャッチし、伝えることができなければ、あなたが力になることができる「顧客」にあなたを見つけてもらうことができません。
さらに、インターネットでの情報発信が盛んになり、調べれば分かることは多くなりました。
「顧客」になるはずの人が、自力で解決してしまうのです。
インターネットとマイナンバーで、エストニアでは税理士業務がなくなってしまいました。
所得情報・口座情報を連携させ、確定申告が自動でできるようになったためです。
「会社設立の方法」「喫茶店・カフェの開業の仕方」「遺言の書き方」など、ハウツー情報がたくさんある中で、そして、インターネット・AIなどの発達によってペーパーレス化され、自動化されていく業務が増えていくのです。司法書士・行政書士ホームページが上位に来ることも、あなたへ依頼をしようと思ってもらうことも難しい状況になっていくといえるでしょう。
しかし、「顧客」は専門家ではありませんし、「顧客の時間」も無限ではありません。
様々なことを調べなくてはなりませんし、まだまだ現状は苦労して手続きをしてみて初めて「こうしておけばよかった」と、たくさんの時間を掛けた後に発見することも少なくないのです。
あなたに依頼することができていれば、面倒な思いをせず、多くの時間と労力が節約できたかもしれないのです。
プロに依頼するのが一番早くて確実ということ
インターネット広告を打つことも認知度を上げるためのひとつの手ではありますが、受け皿であるホームページがうまく活用できていない司法書士・行政書士事務所が多く見受けられます。
多くの司法書士・行政書士の方は、文書に慣れているため、Wordなどで文字量の多いページを作りがちです。
読み物としては、専門知識に基づく読み応えのあるものになるのですが、士業のホームページに訪れた人の半数がトップページ以外を見ることなく立ち去っているというデータもある中で、果たしてそのホームページは「あなたが力になり得る」と訪問者に数秒で認識してもらえるのでしょうか。
つまり、「顧客が自力解決して時間や労力をかける」ことと「司法・行政書士事務所が自力でホームページを制作して時間や労力をかける」ことは、同じことが言えるのです。
何年もコツコツとブログを書き溜めているのに依頼に繋がらない。
ホームページを作ってみたけれど依頼に繋がらないし、そのままにしている。
多くの時間と労力を無駄に費やさないためには、「プロに依頼するのが一番早くて確実」なのです。
どのような司法・行政書士事務所ホームページにすべきかは、あなたの会社概要・業務内容だけでなく、ホームページの打ち出し方・活用の仕方を踏まえなければなりません。
トップページはどうするか、会社概要ページはどうするかという観点にとらわれず、あなたの力を必要としている人へ届き、その人があなたに連絡できるようにしなければ意味がないのです。
司法書士・行政書士の必須のコンテンツ
OAランドがお勧めする司法書士・行政書士の必須のコンテンツは「顔」と「業務内容・料金」と「ブログ」です。
全てのページにあなたの顔が見えるようにしましょう。
あなたを知る人からだけの依頼を行うのでなければ、トップページのあなたの顔写真はあなたを知らない人にとって安心のひとつになります。
信頼を得るための第一歩であり、どんな素材写真より印象を残すことができます。
あなたの顔はあなただけ。オンリーワンなのです。
もちろん、緊張や恥ずかしさやマイナスイメージが伝わってしまってはもったいない。しっかりと頼りがいのある笑顔の明るい写真を心がけましょう。
そして、業務内容もずらりと全て詰め込むのではなく、あなたが得意なもの、メイン業務として行いたいものに絞って訴求することが大切です。
どんなときに、どんなことを、いくらで行えるのかを、訪問者にとって視覚的に分かりやすく掲載しましょう。
前述しましたが、文字だけたくさん並べるのは得策ではありません。
細かいケーススタディのようなものは「ブログ」にひとつずつ記事としてまとめていくのがお勧めです。
何年もブログを書き溜めているのに依頼に繋がらないブログは、司法書士・行政書士に依頼してもらうための記事ではなく、依頼しなくても解決できる方法を記事にしている場合が多いのです。
誰もが自力で解決できるようにするのではなく、あなたにどのように依頼ができ、それがいかに時短で便利なのかにフォーカスして記事を作成しましょう。
もちろんこれは一例です。
登記や手続きの代行業ではなく、執筆活動やセミナー活動へ力を入れていくのであれば、それに合わせたホームページ作りが必要です。
ブログだけで十分と考える司法書士・行政書士の方もいるかもしれませんが、無料のブログやブログアフィリエイト広告で稼ぐブログが乱立している中でしっかりとした公式ホームページが無いことは、「会社」としての信頼できる顔がないようなものです。顔が無く、あなたの印象が定まらなければ、どんなに良い記事を書いていても依頼する相手として認められにくいでしょう。
ホームページの制作を制作会社に依頼するときは、ホームページのデザインではなくページやブログ記事のコンテンツ企画も含め、しっかりと相談ができる会社を選びましょう。