働きやすいオフィスのレイアウトとは？～エンジニア編

オフィス開設するにあたり、まず考えなければならないことが、オフィスのレイアウトをどうするのかということです。
オフィスの効率性はレイアウトによって左右されるといっても過言ではありません。

レイアウトが良いと従業員もストレスなく業務に集中することができます。ましてやエンジニアのような神経を使うような業務の場合、どれだけ煩わしさを排除し、効率よく作業を行うことができるかがオフィス開設の成功を握っています。

今回はエンジニアの業務を行うオフィス開設するにあたり、どのようなレイアウトにすれば良いのかについてまとめてみました。今後オフィス開設する予定の方はぜひ参考にしてください。

エンジニア向きのオフィスレイアウトのポイント

オフィス開設にあたり、まず考えなければならないポイントは以下の通りです。

従業員のプライバシーが確保されているか

個人で深く作業を行うことが多いため、個人のプライバシーがきちんと確保されており、作業に集中できるかどうかは非常に重要なポイントです。

例えば上司の席から作業内容が丸見えな状態である、仕切りがなく向かいの席の人と目が合ってしまうなどのようなレイアウトは避けるべきです。また、席と席の間隔が狭い、照明が明るすぎるなども圧迫感を感じるため、避けるべきでしょう。

一人一人に間仕切りを設け、仕切りの中では自由に過ごすことができる空間を用意することが、作業に集中するためには必要です。

適度なコミュニケーションを取るための空間が用意されているか

上記とは相反しますが、従業員同士でコミュニケーションを取るための空間を用意することも重要です。
一人で作業に没頭するような業務でも、従業員同士のコミュニケーションは重要です。

チームでのミーティングや抱えている悩み相談など、少人数で落ち着いて話すことができるミーティングコーナーは、人間関係を円滑にするために非常に重要です。

また、ミーティングコーナーは座席から少し離れた場所に配置する必要があります。せっかくのミーティングスペースでも、上司や他の従業員に筒抜けの状態では思ったように話すことができません。プライバシーを考慮し、座席から少し離れた場所に配置し、会話が聞こえないようにする配慮が必要です。

・あえて効率重視ではない部分を作る

エンジニアの業務は効率重視で無駄を排除しがちです。シンプルで簡素。仕事に集中するために無駄なものが一切ないようなオフィス開設するケースが非常に多いです。
しかし人間は完全に無駄を排除した空間では逆に集中できないものです。観葉植物、給湯室など、一息つけるような工夫が必要です。

エンジニアの多いオフィスに必要なゾーニングと動線について

オフィス開設の際に考慮すべきこととして、ゾーニングと動線があります。ゾーニングはOA機器や机などの配置でオフィスの区分けを行うことです。動線を確保して、各業務を行うための配置がなされているのかがオフィス開設の際に非常に重要です。

それぞれ以下の点に注意が必要です。

・ゾーニングについて

オフィス開設におけるゾーニングについて考える上で押さえるべきポイントは、「それぞれの役割に応じてオフィスが区分けされているか」ということです。

来客者が来た場合に応接室までスムーズに通すことができるか。
応接室までの道に機密情報が漏れないように配慮がなされているか。

この2点はオフィス開設におけるゾーニングに非常に重要なポイントです。
応接室は入り口付近に配置し、観葉植物などで執務室が見えないように仕切る必要があります。

また、執務室においてはプロジェクトや役割などで区分けがなされており、従業員が作業がしやすい区分けをする必要があります。マネージャーには専用スペースを用意し、過度に干渉されないように区分けを行いましょう。

・動線について

動線を考えるにあたり必要なのが効率の良い人の流れを作れるかどうかです。

その際にまず考えるべきなのが、メインとなる動線です。入り口から執務室に向かうために人が一番往来する道を作り、そこにある程度のスペースを割り当てることが重要です。メインとなる動線が確保されていると、避難の際にもスムーズに行うことができるばかりでなく、通常でも圧迫感のないレイアウトを作ることができます。すれ違いがスムーズに行えるスペースを確保しましょう。

メインの動線が混み合っているときのために、サブとなる動線も確保しておきましょう。それらは袋小路などにならないように作ることが重要です。また、余計な動線はスペースの無駄だけではなく、移動の際に迷いが生じるため、できるだけ排除しましょう。

まとめ

エンジニア系業務のオフィス開設に重要なポイントは、「プライバシーを確保しつつ、コミュニケーションを取れる空間」です。1人作業が多い中でも社員同士でコミュニケーションを取りながら作業を行う。ゾーニングを行う際にはそれらのバランスをうまく取る必要があります。

しかしこれから会社を立ち上げようという時に、それらバランスのとれた空間作りはなかなかできるものではありません。
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