オフィス作りのピンポイントアドバイス

オフィスのイメージを決定する!エントランスの設計ポイント

エントランス(玄関)はファサード(外観)と共に、オフィスビルの顔と言われており、オフィス開設の際にも重要視されています。初めてオフィス開設企業に訪れる来訪者にとって、まず眼にするのがファサードであり、エントランスです。

そのイメージの良し悪しが、オフィスビル自体とこれから訪れるテナントであるオフィス開設企業のイメージを決めてしまいます。ひとことで言うなれば、グレード感ということになります。第一印象が最も大切だというのは、いろいろな場面で日常的に言われていることです。このことは、オフィス開設の場面においても例外ではなく当てはまることなのです。

オフィスのエントランスに求められるものは?

ではオフィス開設企業の第一印象をも決めてしまうグレード感とは、具体的にどのような要因でランク付けされてしまうのかを考えてみましょう。

先ず大きな要因の中でも、眼に見えて分かり易いものと言えば壁材、床材等の素材からくるイメージではないでしょうか。石貼りとビニールクロス貼りどちらが高級で好印象でしょうか。

一概には申せませんが、とりあえず素直に回答するのであれば、より高級なのは石貼りということになるでしょう。正確には素材を活かして効果的に使われたデザインの石貼りというべきです。デザインの力量によっては、好印象で効果的なビニールクロス貼りも、あまり印象の良くない効果的とも言えない石貼りもあり得ることだからです。つまり素材選定も含めたデザインが重要だということです。

もう一方でオフィス開設企業から多くの機能も求められています。基本的には通路としての機能、利用者の待合や憩いの機能、掲示物、公衆電話等の連絡の機能、郵便物や荷物の荷受機能等が挙げられます。エレベーターまでの通路に面して自販機や公衆電話、掲示板等が並んでいることでしょう。外部からの利用者も、オフィス開設者も必ず通るスペースですので、この様な機能を持たせるのに好都合なスペースなのです。

その様な機能を満たす為に、例えば雨の日でも滑り難いこと、待合や荷受の為の充分なスペースを有していることなども派生的に求められることとなります。

又、オフィスビルの規模によってコストのかけ方やスペース事情は異なります。郵便受けの共存も止むなしと考えるのか、独立した郵便受けコーナーを設置し、来訪者からは目立たない位置に配置する必要があるのかは、オフィスのグレード感、グレード要求によって異なるのです。玄関として広く門戸を開くと同時に、警備や監視といったセキュリティー面もオフィス開設時には忘れてはなりません。

オフィスのエントランスのデザインのポイント

テナントオフィスの内部は入退去時など頻繁に改装が行われますが、エントランスは全館で利用する部位ですので頻繁な改修は困難です。だからこそ石材のような恒久的で耐久性の高い素材がオフィス設計で選定されることが多いです。オフィス設計で高級な素材が好まれるのには機能面の理由もあるとも言えます。

機能面でも、数々のことが求められています。機能面からみる場合は、小規模なオフィスビルを想像してみると分かり易いと思います。それは小規模なオフィスビルの方が、数種の機能を分かり易く兼用して備えているからです。先ず郵便受を眼にすることでしょう。きっとスペースの有効利用の為に壁にむき出しで取り付けられています。大規模なオフィスビルの場合はどうでしょうか。大規模なオフィスビルは比較的スペースに余裕があることと、グレード感を保つという要求もあることから自販機は自販機コーナー又はカフェ店舗、公衆電話は電話コーナー、掲示板や郵便受けは独立したメールコーナーを有している物件が少なくありません。求められている機能は同じでも、規模やグレードに応じて、その設置方法には差異があります。

数フロア吹き抜けた高い天井なども、明るく開放的な好印象を与え好まれやすいです。明るい陽射しの外部からの来られる来訪者からするとエントランスは実際よりも暗く感じられます。その為に、やや照明を明るめに設定することや、カーテンウォール等で外光採光を取り入れる等の手法もしばしば取り入れられています。

敢えて暗めに設定して雰囲気を出すことを選んだオフィスビルも見受けられます。彫刻等の芸術的オブジェや待合用のソファーを備えたビルも少なくありません。環境や自然回帰をテーマに坪庭や緑化を取り入れる等で個性を出すビルもあります。オフィス開設企業や時代の要求に応じて多様で細やかなオフィス設計がなされています。

まとめ

この様に規模やグレードによってデザイン面でオフィス設計に求められるものは多少の差異はあるものの、機能面ではほぼ同じ機能が求められています。

オフィス設計にはレンタブル比という指標があり、共用部を広く取ることが、賃料高に繋がります。小規模ビルのオフィス設計ほど、それが顕著に表れます。それだけにオフィス開設の際には、単純に賃料だけではなく共用部のスペースや機能充実の度合いも比較項目に加える必要があります。オフィス開設時には、来訪者の目線とオフィス開設企業の目線の両方でオフィスビルを見る必要があるでしょう。

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